キヤノン 米国にトナーカートリッジ生産新工場

2008年05月07日 11:00

 キヤノンは米国バージニア州ニューポートニューズのキヤノンバージニアにトナーカートリッジを生産する新工場を建設する。

 今年9月に着工し、来年12月の稼動を目指す。敷地面積67万4000㎡。延べ床面積6万3000㎡。工場棟では主にトナーカートリッジとトナーカートリッジ用部品の製造を行う。これに伴い700人の増員を図る。

 同社はキヤノンバージニアに増設を行った理由として、トナーカートリッジの生産やリサイクルに関する技術を保有し、生産から販売、回収、リサイクルまでを地域で完結できるほか、主要な消費地である北米に立地していること、技術者をはじめとする優秀な労働力の確保が容易であること、などをあげている。

 同社では1990年からレーザープリンターなどに使用されるトナーカートリッジのリサイクル活動を実施しており、現在、回収されたトナーカートリッジの100%再資源化を達成している。