一般職の国家公務員29万9871人のうち、2・04%にあたる6105人が1ケ月以上の期間、怪我や病気を理由に休暇あるいは病気休職などし、勤務していなかったことが人事院の平成18年度国家公務員長期病休者実態調査でわかった。なんと50人に1人が1ケ月以上勤務していない(正確には、勤務できない)状態だったわけだ。また、最長では3年以上という人も66人いた。
長期病休者を性別でみると男性が4702人で全男性職員(25万100人)の1・88%。女性が1403人で 全女性職員(4万9771人)の2・82%にのぼった。
長期病休の原因となった傷病で最も多かったのは「精神及び行動の障害」で3849人。全体の63・0%にのぼった。前回調査(平成13年度)に比べ1631人増加している。次いで多かったのは新生物による疾患で604人(9・9%)、循環器系の疾患が317人(5・2%)、損傷や中毒、その他外因による影響が289人(4・7%)などになっていた。
長期病休の期間では1ケ月以上3ケ月未満が2992人(49・0%)だったが、1年以上2年未満が574人(9・4%)、2年以上3年未満が177人(2・9%)、3年以上が66人(1・1%)と1年以上にわたる病休者が817人(13・4%)になっていた。