6月から自動車後部座席もシートベルト義務化

2008年04月25日 11:00

 改正道路交通法により自動車の後部座席についてもシートベルトの着用が義務化される。6月1日からの予定。

 警察庁と社団法人日本自動車連名(JAF)が昨年10月1日から16日までの間、合同で行ったシートベルト着用状況全国調査によると、一般道(780箇所)での運転者の着用率は95・0%、助手席同乗者では86・3%だったのに比べ、後部座席同乗者は8・8%とほとんど着用していない状態だった。高速道路(105箇所)でみても、運転者は98・5%、助手席同乗者93・5%、後部座席同乗者13・5%と着用者は一般道に比べ、いずれも増えてはいるものの、後部座席での同乗者は10人に1人の状況だった。

 また、シートベルトをしていない人の致死率はシートベルトをしている人の9倍以上になっていることが分かっており、座位別では、平成19年データで、運転席では43・2倍、助手席11・2倍、後部座席2・9倍になっていた。後部座席でも高速道路では5・8倍に跳ね上がっている。