文部科学省が、青少年が利用する学校非公式サイトなどの実態を知る一環として、群馬県、兵庫県、静岡県の中高生2418人に対し、サイトの閲覧・書き込みの実態等16項目にわたる設問アンケート調査を行った結果、回答のあった1522人中、502人(32・9%)が非公式サイトを知っており、49人(3・2%)はサイト、スレッドに書き込んだことがあると答えていた。中高生の100人に3人が書き込みをしていたことになる。
アンケートで、学校非公式サイトを知っていると回答した中高生に閲覧経験の有無を求めると「見たことがある」と70・5%(502人中354人)が回答。回答者全体に占める割合で23・3%とおよそ5人に1人がサイトを閲覧したことがあること分かった。
さらに、書き込んだ経験の有無では閲覧した中高生(354人)のうち、13・8%(49人)が「書き込んだことがある」としていた。
サイトの閲覧目的をみると、「暇つぶし」が76・8%と最も多く、「友達に関する情報交換」が14・1%、「その他学校生活や先生等に関する情報交換」が11・9%、「クラブ・部活動の情報交換」が10・2%と続いた。
また、フィルタリングについては、親や教師、警察などからインターネットの危険性について説明を受けている生徒の場合は85・5%(1625人中1390人)がフィルタリング活用の必要性を感じていたが、説明を受けていない生徒の場合は4割がフィルタリングは全く必要ないと回答しており、この面での情報提供の必要性が浮かび上がっていた。