高島屋、平成25年2月期第2四半期は増益増収

2012年10月10日 11:00

 高島屋<8233>は9日、平成25年2月期第2四半期の連結業績を発表した。連結営業収益は419,830百万円(前年同期比2.4%増)、連結営業利益は10,124百万円(前年同期比11.6%増)、連結経常利益は11,740百万円(前年同期比8.8%増)となり、連結四半期純利益は6,604百万円(前年同期比22.8%増)となっている。

 主である百貨店業は、3月及び4月、昨年の震災影響の反動に加え、特選衣料雑貨や宝飾品等の高額品の売上が堅調に推移。しかしながら、6月は例年より気温が低い日が続いたことも影響し、婦人服を中心に夏物衣料品の動きが鈍く、売上高は前年を下回った。クリアランスセールは、例年通り7月1日からスタートしたが、曜日まわりの悪さやブランドによりスタート日が分散したこともあり、売上高・入店客数ともに、前年を下回り営業利益は3,700百万円(前年同期比8.7%減)であった。

 しかしながらタカシマヤ・シンガポール LTD.が、カード会員への特典強化やツーリスト対策など積極的な営業施策を実施、また不動産業ではトーシン ディベロップメント シンガポールPTE.,LTD.においてもショッピングセンターの売上が高く、海外子会社が好調だったことなども要因となり、高島屋全体では増収増益での着地となっている。