環境省の「はなこさん」沖縄除く全国を網羅

2008年04月01日 11:00

 環境省は花粉観測システム(愛称はなこさん)の観測地域を拡大して、4月1日から花粉飛散状況の情報提供を始めた。拡大したのは北海道や東北地域と新潟県。今回の拡大によって、スギ花粉の少ない沖縄県を除く全国を網羅して花粉飛散状況の提供が可能となった。

 環境省では都市部や山間部に花粉自動計測器を設置して、花粉の飛散状況をリアルタイムで提供している。平成14年度以降、関東、関西、中部、中国・四国、九州地域へと花粉自動計測器の設置エリアを充実させ、19年度は北海道(4地点)、青森県(2地点)、岩手県(2地点)、宮城県(2地点)、秋田県(2地点)、山形県(3地点)、福島県(2地点)、新潟県(3地点)の計20地点に設置した。これにより、観測地点は全国132地点になり、沖縄を除いて全国を網羅することとなった。

 環境省では主にスギ花粉が飛散する5月まで観測する計画だ。情報提供内容は花粉飛散数や気象データ(風向・風速・気温・降水量等)。はなこさんのホームページはhttp://kafun.taiki.go.jp/