初代「アニメ文化大使」に「ドラえもん」が就任した。
アニメ文化大使は「ポップカルチャーを通じた文化外交の一環として、在外公館等が主催する文化事業で日本のアニメ作品を上映し、外国での日本アニメに対する理解を深めていただくとともに、日本文化を紹介し、日本そのものへの関心につなげていこう」と設けられたもので、このほど行われた就任式では高村正彦外務大臣が「ドラえもん」に就任要請書を手渡した。
アニメ文化大使にドラえもんを選んだ理由について、外務省では「ドラえもん作品の中には現代日本の生活や習慣が描かれており、アニメ文化大使に相応しいとの諮問委員会からの答申を受け、日本動画協会と画像情報教育振興協会の協力を得て、選定した」という。
今後は、「ドラえもん のび太の恐竜2006」(劇場版)が中国やシンガポール、スペイン、フランスなど、日本の在外公館や国際交流基金の海外事務所のある世界各地で上映され、日本文化への理解浸透に活躍してもらう意向だ。