ソフトバンク・ヒューマンキャピタル株式会社(本社・東京都中央区)が運営する転職サイト「イーキャリアプラス」が2月22日と23日に、インターネット関連業界に勤務する20代・30代の男女400名に「インターネットと政治に関する意識調査」を行った結果、82・8%が「もっと政治にインターネットを活用するべき」「どちらかといえば活用するべき」と回答し、インターネットを利用した選挙活動や投票制度についても、「投票に行ったことがない」「ほとんど行かない」という人も「インターネットで投票できれば投票する」と72・9%が政治参加を表明していることが分かった。
同社では「欧米で実施されているインターネットを活用した選挙活動や投票など、ネット選挙への期待が明らかになった」と話している。
イーキャリアプラスの調べによると、選挙の時、必ず投票に行く人は35・0%、必ずではないが、投票に行くは38・3%、ほとんど投票に行かないが17・8%、投票に行ったことがないが9・0%だった。
インターネットで投票できれば投票しますかの設問は、ほとんど投票に行かないと行ったことがないという政治参加しない人に対して行われた設問だけに、72・9%が投票すると回答し、投票しないは4・7%にとどまっている状況をみると、ネット投票は政治参加(投票率)引き上げに大きな効果が生まれてくることを裏付けている。
また、インターネットの活用が政治に影響を与えていくと思うかでは、43・5%が思うと回答。どちらかといえば思うを合わせると87・5%。10人中9人までが影響を与えるとみていた。
これを裏付ける設問で「インターネットで政治に関する情報を得ていますか」には78・0%が得ていると回答。得ている人に、情報源をきくと、ニュースサイトが84・3%で最も多く、ポータルサイトが52・2%。ブログ(一般)が19・2%、政府のホームページが17・9%、政治家のホームページが16・7%と、5人中4人までは「ニュースサイト」から情報を得ていることも分かった。