1時間のうち40分も開かずの状態にある『開かずの踏み切り』

2008年02月13日 11:00

 日本に4300箇所も
 「国の基幹道路整備、今後10年間でほぼできると思っている」
 冬柴鉄三国土交通大臣

 冬柴鉄三国土交通大臣は1月28日開かれた衆議院予算委員会で道路特定財源の暫定税率継続の必要性について、「道路整備について10万人を超える国民の声を聞いており、例えば、1時間のうち40分も開かずの状態にある『開かずの踏み切り』が日本には4300箇所もある、奈良県十津川村住民からは救急の場合に和歌山県新宮市か奈良県五條市の病院へ行くことになるが、1分、1秒を競う救急に対応できる道路にしてほしい、など切実な声が届いている」と述べ、道路整備を求める国民の声の強いことをあげ、「こうした声に応えるためにも道路特定財源が必要である」と暫定税率継続に理解を求めると共に、国の基幹道路について「拠点空港、港湾、工場、消費地間のネットワークを10年以内に構築し、その姿をみせたい。道路整備は、今後10年間でほぼできると思っている」との見解を示した。
 合わせて、園田博之議員(自民党)が「暫定税率は今回で最後にする、ということを前提にすべきでないか」と質したのに対し「私もそう思う」と暫定税率の措置は、今回の10年をもって廃止するべき、との考えを示した。