2013年9月12日から開催される「フランクフルト・モーターショー」で新型プジョー308がワールドプレミアとなる。その308に超弩級のスポーツモデル「プジョー308 Rコンセプト」の出展も予告された。
新型プジョー308の立ち位置は、欧州マーケットで40%以上を占めるCセグメントで、フォルクスワーゲン(VW)ゴルフやメルセデス・ベンツAクラス、BMW1シリーズやボルボV40など、強力なライバルがひしめくカテゴリーだ。ここに投入される新型308は、新しい「エフィシェントモジュラー・プラットフォーム2(EMP2)」を採用し、従来比140kgの軽量化に成功し、前述したライバルのなかで最も軽量なモデルとなった。
全長を4250mmに抑えたコンパクトなエクステリアは、プジョーらしさの中に流麗で直感的、そしてノーブルなデザインに見えるが、これまでよりも大幅に切り詰められたオーバーハングのため、力強さも感じられるボディデザインとなった。
欧州仕様が搭載するパワートレーンは、1.2リッター3気筒ガソリン・ターボエンジンを筆頭に5種類のガソリンエンジン、ディーゼルエンジンがラインアップしている。新世代の6速オートマティックと合わせて快適なドライビングを提供する。
サスペンションも軽量な新世代にスイッチ、緻密な制御のESP(エレクトロニック・スタビリティ・プログラム)、電動パワーステアリング、短いオーバーハング、低重心化と車両の軽量化。ドライバーをアシストするドライビングエイドとして採用されたブラインドスポット・モニタリング、ダイナミック・クルーズコントロール、緊急衝突警告システム、緊急衝突回避ブレーキなどが新たなドライビング・パフォーマンスと安全を提供してくれそうだ。
もうひとつのステージには究極のスポーツコンセプト「308 Rコンセプト」が展示されル予定。これは、プジョー・スポールのエンジニアが開発したカテゴリーの頂点に立つスポーツモデル。オリジナルよりも26mm低い車高、30mm幅広く軽いカーボンファイバーのボディには、1.6リッターで270ps/6000rpmの出力と330Nm/1900-5500rpmの最大トルクを叩き出す4気筒ツインターボエンジンが収まっています。前後ブレーキは大幅に拡大強化され、235/35R19という大径タイヤを装着する。ギアボックスは6速マニュアルトランスミッション。超弩級スポーツモデルながら燃費性能も良く、6.3リッターのガソリンで100kmの走行が可能、つまり約15.9km/リッターを達成している。(編集担当:吉田恒)