MotoGP世界選手権シリーズ第13戦サンマリノGPは、イタリア・ミサノワールドサーキットで行われ、スタートで、ホールショットを奪ったホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)が、そのまま見事なレースコントロールで、2位のマルク・マルケス(ホンダ)に大差をつけ、今シーズン5度目の優勝、第12戦のイギリスGPに続いて2連勝を飾った。
3位は終始、M・マルケスと2位争いを演じたダニ・ペドロサ(ホンダ)、4位は好調を取り戻しつつある地元イタリアのバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、5位は、ステファン・ブラドル(ホンダ)、6位カル・クラッチロー(ヤマハ)7位アルバロ・バウティスタ(ホンダ)、日本の青山は14位に入った。
レースは、気温26度、路面温度30度のドライコンディションの中、24人のライダーが、コース28周を目指してスタートした。
スタート直後2番グリットのJ・ロレンソが好スタートを切り、ホールショットを奪いトップに立った。
ポールポジションのM・マルケスは、スタートに失敗、4番グリットからスタートしたD・ペドロサにも抜かれ3位に、5周目にはオーバーランしたところを追随する地元V・ロッシにも抜かれ4位に落ちた。
首位のJ・ロレンソは、2位D・ペドロサを早くも3周目で2秒の差をつけ、独走態勢に入る。出遅れたM・マルケスが動き出したのが、残り15周。
先行するV・ロッシをかわした後、2位のD・ペドロサに迫る。残り7周で、D・ペドロサに追いつき、白熱したデッドヒートを展開し2位に浮上するも、すでにトップJ・ロレンソの差は、4秒差。
J・ロレンソが終盤もペースを緩めることなく貫録を見せつけ、大差でフィニッシュした。
ポイントランキングは、1位のM・マルケスは変わらず34ポイント差で、J・ロレンソとD・ペドロサが並んで2位となった。残り5戦で、M・マルケスの優位は変わらないが終盤を迎え、2連勝と波に乗るディフェンディングチャンピオンのJ・ロレンソとのチャンピオンシップから目が離せない。 (担当編集:犬藤直也)