MotoGP第10戦は、4週間のサマーブレイクを経て、後半戦に突入した。米・インディアナ州・インディアナモーター・スピードウェイで開催され、ポールポジションからスタートしたマルク・マルケス(ホンダ)が、ベストラップを更新して3連勝を達成した。マルケスは今季4勝目で、ケニー・ロバーツが樹立した新人年間4勝目に並んだ。またオースティン、ラグナセカに続きアメリカで、3連勝を達成した。2位はダニ・ペドロサ(ホンダ)3位はアッセンで骨折するも見事復活を遂げたホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)、4位は後半追い上げたバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)5位カル・クラッチロー(ヤマハ)6位にアルバロ・バウティスタ(ホンダ)が入った。
この結果ポイントランキングは、ポイントリーダーのマルケスが2位のペドロサに21ポイント差、3位のロレンソに35ポイント差となった。
レースは、気温27度、路面温度39度のドライコンディションの中、23人のライダーが、コースを27周するレースで開始された。スタート直後のオープニングラップでは、ポールポジションのマルケスがスタートに失敗し3位に後退、代わってホールショットを奪ったのはロレンソで、そのままトップ周回を重ねていく。
しかし3位のマルケスは、9周目に、ペドロサを抜き2位へ、13周では、抜群のテクニックで、インサイドへ入りロレンソを抜きトップへ。そのまま1分39秒のラップを刻み、完勝した。
今回のレースを盛り上げたのはロッシ。9番グリットからスタート、レース後半に入り1分40秒から1分39秒後半でラップを刻みながら猛烈に追い上げ、クラッチロー、バウティスタと激しい4位争いを展開し、先行するクラッチローを最終ラップの最終コーナー手前で抜き去りそのまま4位でゴールし観客を喜ばせた。
逆に不運に見まわれたのがドゥカティ勢。ニッキ―・ヘイデンとアンドレア・ドヴィツィオーゾが最終コーナーで接触。ブラッドリー・スミスが逆転した。なお19番グリットでスタートした、日本の青山は15位でゴールした。(編集担当:犬藤直也)