MotoGP第8戦 ルーキーM・マルケス 今季2勝目 ポイントリーダーへ

2013年07月17日 08:54

 MotoGP第8戦ドイツGP大会 最高峰クラスモトGPは、ドイツのケムニッツ近郊の、ザクセンリンクで行われ、ルーキー20歳の、マルク・マルケス(スペイン ホンダ)が、追いすがるカル・クラッチロウ(イギリス ヤマハ)を突き放し、4月の第2戦以来2勝目を挙げた。3位は、バレンティーノ・ロッシ(イタリア ヤマハ)、4位は地元S・ブラドル(ドイツ ホンダ)が入った。

 レースは、気温23度、ドライコンディションで30周回のスタート、いきなり地元ドイツのS・ブラドルがトップに立ち、9万人の大観衆を沸かせた。しかしすぐに代わってトップを奪ったのが、好調なレースを続けるM・マルケス、2位で追いすがるV・ロッシを徐々に離してゆく。

 中盤に入り3位につけたC・クラッチロウと2位V・ロッシの激烈な2位争いが続き、観衆を沸かせた。中盤16周目の12コーナーで、ついにC・クラッチロウがV・ロッシをインから抜き、2位をキープ。

 終盤C・クラッチロウがM・マルケスとの差を、1周毎に0.1コンマ差に詰めていくが、M・マルケスが底力を見せ、C・クラッチロウを振り切った。

 第8戦は、ポイントリーダーD・ペドロサ、2位のJ・ロレンソが怪我で欠場したため、チャンピオンシップのランキングは、3位だったM・マルケスが2位のD・ペドロサに2ポイントの差をつけて首位に躍り出た。上位3人のポイントが接近し、好調のV・ロッシ、C・クラッチロウが追うチャンピオンシップの行方は混戦となり、前半戦最後となるラグナセカ、サマーブレイク後のインディアナポリスに舞台を移すが、目の離せないUSラウンドになりそうだ。 (編集担当:犬藤直也)