東京電力福島第一原発事故による放射性物質による汚染水問題を審議する衆議院経済産業委員会は27日と30日に閉会中審査を行う。
27日は東電の廣瀬直己社長はじめ東電関係者に対する参考人質疑が予定されている。また30日は茂木敏充経済産業大臣はじめ政府関係者、田中俊一原子力規制委員会委員長、東電副社長らに質疑する。
一方、民主党、みんなの党、日本共産党、生活の党、社会民主党の5党は25日、参議院議長に憲法53条、国会法3条に基づいた『臨時国会召集要求書』を提出した。
民主党の榛葉賀津也参院国対委員長は「4分の1以上の参院議員の総意として臨時国会を可及的速やかに開催するべきという申し入れを行った」とし「東電福島第一原発汚染水の問題のみならず、自然災害、TPP問題、JR北海道の問題、選挙制度、海外情勢など問題が山積しているにもかかわらず、参院選後8月前半に6日間国会を開いて以降2カ月半、国会が開かれないということになりかねない」と早期に開く必要を強調。「10月1日にも安倍総理が消費増税について決断するといわれているのに、10月半ばまで国会が開かれないということはあり得ない」とした。(編集担当:森高龍二)