東京電力は24日、原子力損害賠償支援機構から損害賠償資金が不足するとして、新たに741億円の交付を受けたと発表した。今回の支援は20回目になる。資金交付額は3兆483億円と3兆円を突破した。
東電は「機構からの資金援助を受けながら、原子力事故の被害に遭われた方々の立場に寄り添った親身・親切な賠償を実現していく」と必要な賠償資金は経営合理化や支援機構からの追加交付を受けるなどして捻出し続ける予定。
今回の支援については10月末までに支払う賠償額が、これまでに支援機構から交付された2兆9742億円では足りない見込みになったためのもの。(編集担当:森高龍二)