経済産業省は26日、ブログに国家公務員の信用を失墜させる書き込みを行ったとして、51歳のキャリア官僚を停職2ヶ月の処分にしたと発表した。
経済産業省から日本貿易振興機構(ジェトロ)に出向しているキャリア官僚が匿名のブログの中で「復興は不要だという正論を言わない政治家は死ねばいいのにと思う」「復興増税は年金支給年齢をとっくに超えたじじぃとばばぁが、既得権益の漁業権をむさぼるため」などと書き込んでいたもので、菅義偉官房長官は「被災地復興対策を批判するなど、個人のブログ上で不適切な発言を行っていた。本人も事実関係を認めているということであり、国家公務員としてあるまじき行為だ」と官僚の暴言を厳しく批判した。
菅官房長官は「この官僚がミラノ万博日本政府代表を務めていたので、25日の持ち回り閣議で解職した」と更迭処分にしたことを認めた。「今回のような問題が発生したことは大変遺憾であり、残念だ」とも述べた。(編集担当:森高龍二)