ファッション、化粧品の韓国ブランドが続々上陸

2013年09月28日 16:45

 これまで女性のファッションや化粧品については、日本が韓国をリードし、日本のブランドが韓国国内に深く浸透していたのが実情であった。それが今逆転しようとしている。

 もともと韓国は、洋服や化粧品に限らず、流行の最先端を素早く取り入れる物づくりには定評がある。音楽やテレビドラマなどの韓流ブームの成功で、日本でも通用すると自信を深めているようだ。

 そうした背景を踏まえて、洋服や化粧品などの韓国ブランドの、相次ぐ日本での展開である。まず8月23日に、東京・渋谷の渋谷パルコに、日本第1号店をオープンした。女性カジュアル服ブランドの「ドリー&モリー」だ。

 日本で韓流アイドルとして活躍している「少女時代」や「KARA」の衣装提供で人気を集めたブランド。カラフルな色違いと、遊び心のあるデザインが特徴。価格は、カットソーで、5000~18000円程度とパルコに出店するブランドとしては手頃な価格帯と言えよう。

 韓国や中国で、1万円超で展開する衣料製造販売の「ELAND」は、7月横浜に男女カジュアルからビジネスまでの衣料を扱うファストファッション店「SPAO」をオープンした。価格帯はユニクロの7~8割程度に抑えている。日本向け商品の拡充を進め、2015年までに30店体制を目指す。

 化粧品においても、世界15ヵ国で展開する韓国化粧品(ブランド「トニーモリー」と日本の衣料品エムズと代理店契約を結び、6月から本格出店を始めた。100店体制を目指す。

 韓国のファッション業界は、海外ブランドの製造拠点として成長してきた。近年は人件費の安い中国などに追い上げられ、衰退傾向で、独自のブランドでの海外展開に活路を見出そうと探っているのは確か。

 日本での韓流ブームは過ぎたものの、日本の衣料品売り上げは、年間9兆円と韓国の3倍超の市場である。韓国にとって魅力的な進出先であろう。韓国ブランドが、果たして日本の若い女性のハートを掴むことができるかどうかが日本定着の鍵となろう。成り行きを注目したい。(編集担当:犬藤直也)