東京ゲームショウ、来場者の平均像は「東京の30代会社員、アニメ好き」

2013年11月24日 19:24

 今年9月19日~22日にかけて、千葉県の幕張メッセで開催された「東京ゲームショウ2013」。主催者の「一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会」によると、96年の第1回に10万人だった来場者数は右肩上がり。今年は27万人が来場した。アンケートの結果、来場者の平均プロフィールは「首都圏に住む30代、男性会社員、趣味はアニメやマンガ、パソコン」であることも分かった。

 来場者の8割近くは男性で、年齢別では「30~39才」が前回に引き続き24.5%と最多。次いで「19~24才」が23.1%、「25~29才」が17.6%、「40~49才」が12.1%となっている。18歳以下の若年層が前回より減少したことから、平均年齢は27.3才と、前回の25.9才より上昇した。
 
 来場者の居住地は「東京23区」が最多で、首都圏在住者が全体の8割を占める。職業は「会社員・公務員・商工自営」が最も多く、45.7%。やや職業カテゴリーが大雑把すぎる気もするが、ゲームを週1日以下しかプレイしない「ライトユーザー層」に限れば、会社員の割合が55.8%にのぼる。一方、毎日プレイする「ヘビーユーザー」は大学生以下の若者が多く、相対的に会社員の割合は少なかった。

 ゲーム以外の趣味については、多い順から「マンガ、アニメ」(68%)、「パソコン・インターネット」(50.3%)、「映画・演劇・ドラマ」(47.1%)となっており、映画や演劇、ドラマに関心をもつ層がここ3年間で少し増えている。一方、来場者の関心が薄かったのは「ゴルフ」(2.9%)、「競馬・競輪・競艇」(3.2%)、「勉強・語学・資格取得」(4.4%)、「パチンコ・パチスロ」(5.9%)など。ゲームに関心のある層は、アウトドアやギャンブルにはほとんど魅力を感じないようだ。

 アンケート結果はコンピュータエンターテインメント協会の会員各社により、マーケティング資料として活用される。(編集担当:北条かや)