菅義偉官房長官は１６日、景気回復は中小企業にも広がりつつあるなどとした日銀短観について「政権の座について、ようやく１年が経とうとしている。日本経済の再生、アベノミクスでの３本の矢を放って、円高、デフレ脱却に全力で取り組んできた。その取り組みが数字として、しっかり確認され始めてきている。政権として、しっかり今後も進めていきたい」と語った。
菅官房長官は「この１年を振り返ってどうだったかということでは、世論調査で概ね６割以上の方が政権を評価しているので、謙虚に、ひとつひとつ着実に国民のみなさんに約束した政策を進めていきたい」とした。
街角景気ウオッチャーでも『景気は緩やかに回復している』。地域別でも「すべての地域で改善の方向につながってきている」とし、『引き続き、３本の矢を着実にすすめるとともに、今月５日にまとめた経済対策もしっかり実行に移し、デフレ脱却に全力であたっていきたい』と述べた。
景気回復を実感しているとの回答は１７、２％で、実感していないが８０、５％だが、これについての受けとめは「その辺は徐々に浸透してくると思う」として、今後、景気回復が実感できる人が増えていくとの見方を示した。
また「全国津々浦々、実感として（景気が回復しているなと）思ってもらえるようにしていきたい」と述べた。（編集担当：森高龍二）
