【今週の振り返り】250円安の後に4日連騰し467円上昇した週

2013年12月21日 13:08

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底割れの月曜日、半値戻しの火曜日、抜け駆けの水曜日、あと一歩の木曜日、大逆転の金曜日

 19日のNYダウは11ドル高で史上最高値更新。新規失業保険申請件数が悪化し、中古住宅販売件数が2年半ぶりに前年同月比マイナスで、フィラデルフィア連銀製造業景況指数が市場予測を下回ると午前中はマイナス圏で低迷したが、CB景気先行総合指数は上振れし底堅くプラスに浮上した。20日朝方の為替レートはドル円は104円台前半、ユーロ円は142円台前半と、前日と変わらない水準だった。

 3日で706円上昇した後の「利益確定売りの金曜日」でしかも3連休前でも日経平均は68.53円安の15790.69円の反落でスタートする。15800円台にも時々タッチするが、おおむね15700円台後半でもみあい、そのまま前引け。昼休みに日銀の金融政策決定会合の結果が発表されたが、予想通り金融緩和政策は現状維持で「緩やかに回復している」という景気判断は据え置きだった。

 後場も15700円台後半の水平飛行が続き、時々15800円にタッチしては抑えられプラス圏は遠かった。午後2時前からはドル円104円台半ばまで円安が進行し、上抜けして15800円台に定着。2時30分頃からさらに下げ幅を圧縮し、大引け前の残り4分から上昇開始。残り1分でまさかのプラスに浮上。15820円台から一気に50円近い急騰をみせ11.20円高の15870.42円の高値引けで4勝1敗、前週末から467.31円上昇し今週の取引を終えた。日中値幅115円の日経平均は4日続伸でもTOPIXは-1.43の1261.64で4日ぶり反落でNT倍率は12.57に拡大。売買高は25億株、売買代金は2兆3670億円だった。

 業種別騰落率プラス上位はその他金融、パルプ・紙、ゴム製品、その他製造、海運、ガラス・土石など。マイナス下位は食料品、石油・石炭、医薬品、電気・ガス、空運、サービスなどだった。(編集担当:寺尾淳)