【今週の振り返り】250円安の後に4日連騰し467円上昇した週

2013年12月21日 13:08

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底割れの月曜日、半値戻しの火曜日、抜け駆けの水曜日、あと一歩の木曜日、大逆転の金曜日

 前週末13日のNYダウは15ドル高。2年間の予算枠の合意事項を下院が可決し年頭からの連邦政府機関閉鎖が回避されたのは好感されても、FOMCへの警戒感は根強くマイナスに沈む時間帯もあった。16日朝方の為替レートはドル円103円台前半、ユーロ円141円台後半で、前週末と比べてやや円高に振れていた。

 取引時間前発表の12月調査分の日銀短観は、大企業製造業の業況判断DIは+16で前回の+12も市場予測中央値の+15も上回り4四半期連続上昇だが、2013年度の設備投資計画は大企業全産業で前年度比4.6%増で、9月調査の5.1%増、市場予測中央値の5.3%増を下回った。3ヵ月先の先行き判断も+14で2四半期連続悪化。政府が2014年の実質経済成長率を1.3%に上方修正しても「消費増税後は景気後退」という見方が企業の新規投資を抑えていることが浮き彫りになった。

 メジャーSQを通過した日経平均は5.24円高の15408.35円で始まるが、TOPIXはマイナスで始まり日経平均もすぐマイナス圏に下落し15400円割れ。午前9時22分には瞬間15300円も割り込んで日銀短観のネガティブインパクトは深刻。現状が6年ぶりの高水準でも「駆け込み需要の追い風参考記録」視されていた。その後は15300~15330円のレンジの小動きが続くが、10時15分すぎからドル円の円高進行に伴って15300円を再び割り込む。それでも11時台には15300円台に戻し、前引けは15303円で13日のSQ値にジャストミートした。

 後場は上海市場の下落、ドル円が103円を割り込む円高進行でさらにリスクオフして一段安で始まり、午後0時台に15200円を割り込んで15146円まで下げるが、その後は15200円台前半で小動きが続く。2時30分を回ると先物主導で再び下落して15200円を割り込み、終値は250.20円安の15152.91円と「寄り高」で大幅反落。日中値幅は262円もあった。TOPIXは-15.93の1222.95で4日続落。売買高は22億株、売買代金は1兆9545億円で、FOMC待ちで2兆円を割り込んだ。

 33業種別騰落率は全業種マイナスで、下落幅が小さい業種は電気・ガス、空運、鉱業、銀行、電気機器、石油・石炭など。大きい業種はその他金融、輸送用機器、繊維、金属製品、機械、海運などだった。

 週明け16日のNYダウは129ドルの大幅高。ドイツやユーロ圏の12月の製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が上昇しヨーロッパ市場は堅調。11月の鉱工業生産指数の伸びが市場予測を上回るなど指標が良く大幅高を維持した。17日朝方の為替レートはドル円は103円台前半、ユーロ円は141円台後半で前日夕方からやや円安に振れていた。

 前日に下がりすぎ気味だった日経平均は137.31円高の15290.22円で反発スタート。しかし序盤は15300円台に乗せても25日移動平均線15329円手前で折り返し、その後は直近SQ値の15303円が抵抗線になって上値を抑えられたまま。前引けは15295円で買い戻されて自律反発する範囲内。後場はドル円が103円を割り込んで変動レンジが15250~15280円に下押しされたが前場同様、水平飛行が続く。それでも午後2時前から少し上昇して15300円にタッチするが、すぐ押し戻される。終値は125.72円高の15278.63円。TOPIXは+9.36の1232.31で5日ぶりに反発した。売買高は19億株で10月21日以来の20億株割れになり、売買代金も1兆7990億円と少ない。日中値幅は74円で、FOMC待ちで商いも動きも乏しい日だった。

 業種別騰落率は30業種が上昇し、下落は証券、空運、鉱業の3業種だけ。上昇業種の上昇率上位はパルプ・紙、金属製品、保険、水産・農林、鉄鋼、倉庫など。下位は不動産、医薬品、精密機器などだった。