スポーツ外交強化に関する有識者懇談会(座長・小倉和夫国際交流基金顧問)の初会合が外務省で開かれ、「スポーツ外交の実施体制については政府、JICA等の関係団体、民間が協力し、オールジャパン体制で継続的な取り組みを行うことの重要性」を確認した。
また委員から「2020年東京オリンピック・パラリンピックを国際社会の平和の実現に貢献する大会としていくべき」との意見や「品格のある国としての大会にしたいとのメッセージを繰り返し発することで日本の対外イメージの向上にもつながる」などの意見が出された。
岸信夫外務副大臣は「スポーツの力は開発、平和、女性、障害者、高齢者など多岐に及ぶので、いかに幅広い分野でスポーツの力を我が国外交の強化に活かすことができるか野議論を期待している」と今後の懇談会の成果に期待を寄せた。
懇談会は2ヶ月に1回程度開催し、年末までに岸田文雄外務大臣に提言することになっている。次回は3月10日に『開発とスポーツ』をテーマに議論する。(編集担当:森高龍二)