【日経平均】213円高で2月で初めて15000円台に乗せる

2014年02月25日 20:44

 村田製作所<6981>は日経新聞1面の新連載「ニッポンの製造業・新たな挑戦」の世界トップシェアの積層セラミックコンデンサーの記事が好感を呼び276円高と買われた。中国関連のコマツ<6301>は5円高、日立建機<6305>は7円高、ダイキン<6367>はSMBC日興証券がレーティング、目標株価を引き上げて172円高と不安なし。荏原<6361>はシティG証券が目標株価を引き上げ15円高だった。日揮<1963>はみずほ証券が目標株価を引き上げて100円高。ジェネリックの沢井製薬<4555>は野村証券が目標株価を引き上げて70円高だった。

 一方、創薬ベンチャーのそーせいG<4565>は公募増資などで約55億円を調達と発表し、希薄化・需給悪化懸念でストップ安700円の大幅安。それでもあえてリスクに挑戦するのが、やむにやまれぬベンチャー魂。アインファーマシーズ<9627>は5~1月期決算を発表し、純利益が16%増で過去最高でも通期計画が下振れする可能性が高まり、市場予測は通期計画より上の数字なので320円安で値下がり率1位。いちよし経研はレーティングを格下げした。ビックカメラ<3048>は1800円安で値下がり率4位に入った。

 不動産セクターは三井不動産は16円安、東京建物<8804>は7円安だったが、三菱地所<8802>は30円高、住友不動産<8830>は55円高で高安まちまち。しかし同じセクターに属する駐車場ビジネスのパーク24<4666>は日経新聞に11~1月期決算の営業利益が過去最高という業績観測記事が出て39円高。27日に決算発表を行う。同じ日に決算を発表する日本駐車場開発<2353>も連れ高して11円高にになり、値上がり率4位に入っていた。

 FXのマネースクウェアジャパン<8728>は3月3日付の東証2部から1部への市場変更が承認され、TOPIX採用に伴うファンド買いが想定されて68円高。エナリス<6079>は、太陽光発電設備工事会社の日本エネルギー建設を完全子会社化すると発表し、通期純利益見通しを12.6億円から22.04億円に上方修正してストップ高の400円高。ヤフー<4689>は発行済株式の1%の自社株消却を発表し17円高。売買高9位、売買代金14位に入った。200円高のぐるなび<2440>は昨年来高値を更新していた。

 前場に飛び出したソフトバンクのLINE株取得話は、現状では韓国のネイバー(旧・NHN)が100%保有してマジョリティは取れそうになくネイバー側も報道を否定しているが、ソフトバンク傘下のソフトバンクテクノロジー<4726>は187円高で値上がり率2位、ガンホー<3765>は37円高、。LINE関連銘柄のアドウェイズ<2489>は193円高、エイチーム<3662>は売買代金9位で270円高。2月は14日に楽天<4755>が「バイバー」、19日にフェイスブックが「ワッツアップ」の買収を発表し、世界のIT大手企業の間で「対話アプリ」獲得合戦が風雲急を告げている。「スカイプ」はマイクロソフト傘下だが、他に韓国の「カカオトーク」、中国の「微信(ウィーチャット)」などもある。

 この日の主役は値上がり率1位の星光PMC<4963>。ストップ高比例配分の300円高で売買代金15位に入り、売買を伴って2日間で450円と大きく上昇した。日経産業新聞でタッチパネル電極用に電気抵抗が約3割低い新素材を開発したというニュースが報じられたが、「セルロースナノファイバー(CNF)」関連銘柄として年明けからテーマ物色が続き、終値ベースの12月30日以来の上昇率は2.77倍。地味な化学メーカーが一躍、人気銘柄になった。CNFは前日の日刊工業新聞で、経済産業省が2月中に産学官の検討会を立ち上げて詳細を詰め、3月末をめどに「実用化ロードマップ」を策定すると報じられていた。(編集担当:寺尾淳)