ジュネーブショーで登場。燃費66.7km/リッターのVWスポーツ・ゴルフGTE

2014年03月07日 23:23

Der neue Volkswagen Golf GTE

新たにVWゴルフのGT軍団に加わった「VWゴルフGTE」。日本にやって来る? 来ない? 

 3月6日に一般公開がスタートしたスイスの「ジュネーブ自動車ショー」でフォルクスワーゲン(VW)が、遂にプラグイン・ハイブリッド車(PHV)を世界初公開した。「VWゴルフGTE」である。

 VW本社(ドイツ・ウォルフスブルグ)のコメントで、「当社は、現在世界で有効だとされるすべてのパワーユニット(駆動方式)を、ひとつのモデル(VWゴルフ)で提供する世界初の自動車メーカーとなった」と高らかに唱い上げている。つまり、現行ゴルフは、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、天然ガスエンジン、電気自動車(EV)に続く5番目の駆動パワーユニットを使ったPHVを発表したわけだ。

 新型ゴルフGTEはGTI、GTDに続く3つ目のゴルフ・スポーティ・ラインアップだ。GTIは1976年に初代ゴルフにスポーツバージョンとして追加・登場。以後、欧州で「GTIセグメント」という分野を築いた立役者。1982年に登場したGTDはそのスポーティディーゼル版。最新ゴルフのGTIとGTD(日本未上陸)は、昨年リリースされた。そのスポーツ・ゴルフに第三の心臓搭載車「GTE」が加わったわけだ。

 新型GTEは、標準ゴルフが搭載する1.4リッターの直噴ガソリンターボTSIエンジンよりもややスペックが上回る(最高出力150ps/150kW)を搭載し、102ps(75kW)の電気モーターがアシストする。VWではシステム総合出力を204ps(150kW)に達すると発表している。その出力よりも注目すべきはシステム総合の最大トルクで、その値は35.7kg.m(350Nm)で、3リッターV6エンジンを上回るトルク値である。組み合わせるトランスミッションは、ハイブリッド専用の3クラッチ式6速DSGとなる。通常のゴルフの2クラッチ式に、エンジンを切り離してEV走行をするためのクラッチが加わったと思われる。

 GTEはEVモード走行で最高時速130km/hに達し、その航続距離は50kmだという。この走行距離を実現するには、家庭用電源から3時間半ほどで完了するフル充電が必要だ。また、エンジンと協調してハイブリッド走行を行なうと、0-100km/hを僅か7.6秒で加速、最高速度は222km/hに達する。なお、ハイブリッドモードの航続距離は939kmとなる。

 こんなスポーツ性能を有しながら、GTEの複合モード燃費(NEDC/新欧州走行サイクル)は、1.5リッター/100km、つまり日本式に表現すると66.7km/リッターとなる。

 エクステリアの特徴として、GTIが赤い細部のデコレーションだったのに対し、GTEはブルーの演出が行なわれる。新型GTEは今週から発売される予定。日本上陸などの件についてはコメントが無い。(編集担当:吉田恒)