竹島上陸と天皇に関する発言に抗議する決議採択

2012年08月27日 11:00

 衆議院は24日開いた本会議で李明博韓国大統領の竹島上陸と天皇陛下に関する発言に抗議する決議を採択した。天皇陛下への発言に対する抗議の採決を国会が行ったことの意味は重く、世界に対し抗議の意味を発信することの意味づけがある一方で、天皇の戦争責任論議に発展していかないのかを危惧する声もある。

 天皇陛下に関する発言に抗議する部分では「友好国の国家元首が天皇陛下に対して行う発言として極めて非礼な発言であり、決して容認できないものであり、発言の撤回を求める」としている。

 決議では「我が国は韓国を重要な隣国として認識していることは変わらず」とも述べ、「韓国国民と親密な友誼を結んでいくことができると引き続き信じている」とし「そのためにも、李明博韓国大統領をはじめとする韓国政府要人及び韓国国民が賢明かつ冷静な対応をすることを強く求める」とした。(編集担当:森高龍二)