偽造医薬品・指定薬物対策で女性視点に期待 厚相

2014年04月02日 11:27

厚生労働省は今月1日から指定薬物の所持・使用を禁止したことや、6月12日から一般用医薬品のネット販売が認められるのを受け、1回目の「偽造医薬品・指定薬物対策推進会議」を今月10日に開く。

 田村憲久厚生労働大臣は「最近の偽造医薬品、また指定薬物の使用など、いろんな問題が起こってきているので、対策をしっかり練って頂く」と会見で話した。また、推進会議構成員の半分が女性ということに触れ「女性の視点からもいろいろ御意見を頂きたい」と女性の視点に期待した。

 推進会議は有識者や医薬品製造・販売、メディア、行政関係者らが一体になって偽造医薬品・指定薬物対策を推進しようと発足した。構成員の半数が女性というのが特徴で、作家の家田荘子さんや卵巣がん体験者の会スマイリー代表の片木美穂さん、公益財団法人日本中毒情報センターつくば中毒110番施設長の黒木由美子さん、日本医師会常任理事の道永麻里さん、国民生活センター商品テスト部テスト第1課主査の吉田梨沙さん、金沢大教授の木村和子さん、東京都薬事監視担当課長の大貫奈穂美さん、シドニーオリンピックで400メートルメドレーリレー銅メダリストの田中雅美さんらが入っている。(編集担当:森高龍二)