中国海軍主催の国際観艦式に米海軍が軍艦を派遣しないことが分かった、として佐藤正久前防衛大臣政務官がツイーターで3日朝、「西太平洋海軍シンポジウムにあわせ、中国が企画したがシンポジウム参加国の中で、日本にだけ招待状を出さないことに米海軍が反発して、不満を表明したもの」と受けとめを掲載。「日米関係、現場には、すきま風はない」と感嘆符付で強調している。
観艦式は軍艦を並べて壮行する軍事パレードのひとつ。中国海軍がアジア太平洋地域の各国を招いて今月下旬に青島(山東省)で予定しているもので、日本の海上自衛隊に招待がない。一部マスコミは「日本を意図的に外す狙いがあるとみられる」と報じた。
一方、西太平洋地域の海軍首脳らが参加する西太平洋海軍シンポジウム(青島で開催)には、日本の海上自衛隊の幕僚長が参加する予定。
日中間は尖閣諸島を巡る問題をはじめ、第2次大戦での強制連行で被害を受けた中国人元労働者らが日本企業を相手に損害賠償訴訟を相次ぎ起こすなど、安倍総理の靖国神社参拝以降、2国間関係が特にギクシャクしている。(編集担当:森高龍二)