TPP 交渉力のかけらもみえないと野田前総理

2013年12月17日 09:50

 野田佳彦前総理は16日のブログで「民主党政権時代、自民党は交渉力のない民主党政権下でTPP参加に交渉するのは反対すると明言していたが、今の手詰まり感はどう説明するのか。交渉力のかけらもみえない」と強く批判した。

 また、日米関係についても「民主党政権初期ではギクシャクしていたが、自身の政権時代は相当に修復がすすみ、オバマ大統領との信頼関係はむしろ今より強かったのではないか」と日米関係やオバマ大統領との信頼関係に自負をうかがわせた。

 野田前総理は「野田政権を踏み台にして今の安倍・自民党政権があるはずなのに、自覚もないし成果も出ていない」とし「野田政権を踏み台にして、よりよい政治を実現することこそ政権交代の意義だ」と安倍政権の現況に不満を隠さなかった。

 そのうえで、野田前総理は(1)アベノミクスで実体経済に好影響がでるか(2)国益を守りながらTPP妥結ができるか(3)国際問題の好転が図れるかなど「しっかりチェックしていく」と今後の動向に厳しい目でみていく姿勢を示した。(編集担当:森高龍二)