政府は30日に内閣人事局を発足させる。28日までに閣議決定した。菅義偉官房長官は「内閣人事局の下で内閣の重要政策に対応する戦略的人材配置を実現し、縦割り行政の弊害を排し、霞ヶ関が一枚岩となって諸課題に迅速に解決できる体制を構築する」と語った。
また、菅官房長官は「国家、国民のために働く公務員を育てていきたい」とした。
菅官房長官は記者会見で「内閣人事局事務のうち、幹部人事一元化関連を除いた国家公務員制度と行政組織に関する事務について、稲田朋美大臣に国家公務員制度担当大臣を発令し、担当頂く予定」と述べた。
幹部人事について内閣人事局長に加藤勝信内閣官房副長官を指名する予定としたほか、人事政策統括官に総務省人事・恩給局長の笹島誉行氏と総務省大臣官房付の若生俊彦氏を、内閣承認を経て任命をする予定とした。
このほか、菅官房長官は「女性の活躍促進を担当する審議官を置く」とし、厚生労働省雇用均等・児童家庭局総務課長の定塚由美子氏を任命する予定と発表するとともに、人事について、30日に発令するとした。(編集担当:森高龍二)