秋の国会につながる党首討論にする 海江田代表

2014年06月10日 06:43

 民主党の海江田万里代表は9日の記者会見で、11日に行われる党首討論にからみ「もっと頻繁にやるべきだが、会期末10日前にやって終わりというのは残念だ」と述べた。

 海江田代表は「国会改革で月に1回行うことが決まったが、党首討論で総理の政治姿勢を質して、各委員会でそれを深掘りしていくというのがあるべき姿だ。今回それが実現しないのは残念だが、秋の臨時国会など今後の議論につなげていく党首討論にしたい」と述べた。

 また、安倍政権が法人税率を段階的に引き下げる方針を固めたことについて「引き下げ・減税とその財源をどうするのかをセットで考えないといけない」とくぎを刺した。

 海江田代表は「法人税は減税するが、法人税の中のやりくりで減税してくれという考え方があるが、中小企業の軽減税率を民主党政権で18%から15%に引き下げたものをまた18%に戻すというようなことはもってのほか」と中小企業へのしわ寄せにならないようけん制した。(編集担当:森高龍二)