3歳からバイクにまたがり、将来のレーサー候補を育成!

2014年06月21日 16:14

3歳からバイクにまたがり、将来のレーサー候補を育成!

「PW50」の車両本体価格は12万5000円で、発売から年50台の販売を予定。

自転車を初めて乗ったのは、早くても3歳頃ではないだろうか。それも補助輪付きの自転車や、最近では日本でも定着してきた、ペダルのない自転車。

今回、ヤマハ発動機<7272>が2015年モデルとして発売するキッズバイクの「PW50」は、対象年齢3歳~6歳程度の幼児(体重25kg以下)と、初めて自転車を乗る年齢で乗れる、本格的な50ccのレーシングマシンなのだ。

特徴は、スクーターと同じく運転操作が容易な、オートマチックトランスミッションを搭載しているところ。そのため自転車と同様に左右のレバー操作はブレーキとなる。また車両重量が39kgと扱いやすい軽量・小柄な車体なので、ミニバンだったら車載して、走る場所まで運ぶことも可能だ。さらにメンテナンス負担の少ない、シャフトドライブを採用しているため砂や泥にも強い。2015年モデルのYZシリーズ共通イメージのグラフィックに変更し、タンク側面に大きく「PW」のロゴをあしらっている。保安部品が付いていないレーシングマシンなので公道走行は不可。発売は2014年8月20日から。

幼少の時期に身についたバランス感覚や、バイクを操る楽しさを知るというのは、将来のレーサー候補としては、非常に大事な要素だ。しかもこの「PW50」は、オフロードバイクなので、荒れた路面を走るよう専用設計されたもの。当然、補助輪も付いていないので、バイクを倒さないようにするだけでも、バランス感覚は相当養えるだろう。

ファーストバイクとしてポケットバイク(通称:ポケバイ)も候補に上がるが、「PW50」はポケバイよりもサイズが大きく、前後サスペンションが付き、始動方式はキック始動と、よりバイクに近いものと言える。「PW50」で物足りなくなったら、兄貴分のYZ85/YZ125/YZ250/YZ450と、ステップアップしていく楽しさもある。

オモチャとしてはちょっと値が張るものの、将来のレーサーを育てる。また、子どもに乗り物を運転する楽しさを知ってもらうためにも、お子さんにプレゼントするのもいい。ただ、安全のためにヘルメットやグローブ、ブーツなどもお忘れなく。(編集担当:鈴木博之)