小野寺五典防衛大臣は1日夜、臨時記者会見を行い、「国の存立を全うし、国民を守るための切れ目のない安全保障法制の整備について閣議決定されたので、安全保障法制整備検討委員会を設置し、第1回会合を行った」と語った。
小野寺防衛大臣は「検討に当たって、現場の部隊がしっかり対応でき、隊員が判断に困ることのないよう運用の実態に即した法制の整備を行うこと、自衛隊の活動に当たっての適正な手続きを確保すること、スピード感をもって作業を行うことの3点について、事務方に指示をした」と述べた。
また、小野寺防衛大臣は「日米防衛協力のガイドラインは日本の抑止力をしっかりと高め、東アジア地域の安定のためにも大変重要なものだと認識をしている。政府の安全保障法制の一定の方向性が出たので、今回のガイドラインの中にしっかり反映をさせていく。そして日米関係の強化、抑止力の向上、このことに留意していきたい」との考えを示した。(編集担当:森高龍二)