国内5万店以上あるコンビニエンスストアは、ユーザーのニーズに即した利便性を徹底して追求することで拡大したといわれている。朝日グループホールディングスは、全国20歳以上の男女1819人を対象にコンビニの利用に関する実態調査を行った。
コンビニの利用頻度について尋ねたところ、「週2~3回」と回答した人が最も多く27.2%。ついで「週1回程度」(21.9%)、「週4回以上」(20.1%)となった。7割近くの人が少なくとも「週1回以上」の頻度でコンビニを利用していることになる。男女別では、「週4回以上」と答えた人は、女性で16.3%、男性は9.1ポイント高い25.4%となった。
よく購入する商品について尋ねたところ、1位は、「缶・ペットボトル飲料(清涼飲料水、ミネラルウォーター、乳製品)(63.7%)」。ついで、 「パン(食パン、菓子パン)(62.7%)」 、「惣菜・弁当(冷麺など含む)・おにぎり(55.8%)」 「デザート・氷菓(コンビニデザート、アイスクリームなど) (45.1%)」「スナック菓子・食玩 (34.7%)」「 アルコール飲料(ビール、焼酎、ワインなど) (30.4%)」「コンビニ惣菜・調理品(からあげ、フライドポテト、おでん、中華まんなど) (27.2%)」「コンビニコーヒー(ドリップ式) (22.9% )」と飲食品がつづく。ようやく10位が「雑誌・新聞・文庫本など(16.4%)」。
商品購入以外で利用しているサービスは、「ATMの利用(現金引き出し、預け入れ、残高照会)(39.3%)」「水道・ガス・電気・電話など公共料金の支払い(38.4%)」「宅配便の発送(32.3%)」「コピー機の利用(31.3%)」「郵便ハガキの投函(27.3%)」「 コンサート、映画、演劇、遊園地などの各種チケットの予約・購入(25.3%)」「通信販売・ネットショッピングの支払い (23.7%)」 「飛行機や高速バス、国内・海外旅行ツアーなど チケットの予約・購入(8.4%)」となった。
コンビニを訪れる人の多くが飲食品購入を目的としており、商品は「ペットボトル」や「おにぎり」「菓子パン」といった調理の必要なく購入後すぐに口にできるものが人気だ。また、それ以外にもATM利用やはがきの投函、チケットの予約等のサービスを行う人も多く、銀行や郵便局、チケット購入代理店等としても機能している側面が明らかになった。(編集担当:堺不二子)