各SNSの利用状況をみると、最もユーザー(アカウントを持っており、週1回以上利用している人)が多いのはLINEで33%。次いでFacebook(27%)、YouTube(25%)、twitter(24%)、ニコニコ動画(17%)の順となっている。
企業にとって、今やSNSを利用したマーケティングは不可欠になりつつある。中でも、最も多くの顧客にリーチしているのはどの業界だろうか。インターネット広告代理店のオプトが、全国の男女を対象にSNSの「公式アカウントの利用状況」を調査したところ、最もフォローされているのはコンビニ業界だった。
調査は今年6月、全国の15~59歳の男女1469人を対象に、ウェブアンケートで実施。各SNSの利用状況をみると、最もユーザー(アカウントを持っており、週1回以上利用している人)が多いのはLINEで33%。次いでFacebook(27%)、YouTube(25%)、twitter(24%)、ニコニコ動画(17%)の順となっている。
各SNSのユーザーに、企業や有名人等の公式アカウントに「いいね!」「グッド!」「フォロー」をした経験について聞いたところ、「よくある」「たまにある」を合わせた経験率の最多はFacebook(69%)、次いでtwitter(67%)だった。最もユーザー数の多いLINEでは、フォロー経験率は40%にとどまっている。
フォローしている「商品・サービス」で最も多いのは「コンビニエンスストア」(24%)、次いで「酒類メーカー・ブランド」(19%)、「自動車メーカー・ブランド」(17%)の順。フォローした理由の最多は「好きな企業・商品・サービスだから」で44%、次いで「新しい情報が得られるから」(33%)、「新商品の情報や広告が見られるから」(29%)等となった。お得な情報を得る目的というより、多くの消費者は単に「好きだから」公式アカウントをチェックしているようだ。
公式アカウントをフォローした後の「意識の変化」について聞くと、その企業・商品について「もっと興味をもつようになった」が46%と最多を占めた。次いで「もっとよく知るようになった」(38%)、「もっと好きになった」(29%)の順となり、「もっとよく利用・購入するようになった」は14%にとどまった。企業の公式アカウントは、あくまで自社製品のファンを増やす「入り口」ということなのだろう。(編集担当:北条かや)