イギリス鉄道史上最大規模になる高速鉄道車両の更新プロジェクト(事業費5400億円規模)を、日立製作所を中心とする日本企業連合が受注したことについて、藤村修官房長官は25日夕の記者会見で「我が国鉄道技術の高さや政府も含めたオールジャパンでの取り組みが評価された結果」と喜ぶとともに「日英関係の更なる発展を期待したい」と語った。
また、「成長戦略実現の観点から官民連携してパッケージ型インフラの海外展開を今後も行っていきたい」と述べた。
イギリス高速鉄道車両の更新プロジェクトには総理や関係閣僚らも直接に働きかけを行うなど国家あげて取り組んできた。
国土交通省は今回のプロジェクトがイギリスにとっても「燃料消費量の少ない車両の導入による環境負荷の低減のほか、現地に車両製造工場を建設することでの雇用の創出などイギリスの社会経済にとって大きな意義を有するもの」としている。(編集担当:森高龍二)