防災・防衛でのオスプレイの有用性を強調 防相

2014年08月02日 11:31

 小野寺五典防衛大臣は佐賀県の古川康知事が米軍オスプレイの暫定移駐や自衛隊のオスプレイ配備に関し、国の安全保障に自治体は協力する責務がある旨の発言をしていることに「日本の国益を考えてのご発言と思う」と評した。

 小野寺防衛大臣は「今、地元の皆さんに説明をさせて頂いているところで、防災あるいは様々な防衛の中で、オスプレイの導入は重要だと考えている」と日本の防衛、災害救助での有用性を強調した。

 そのうえで「オスプレイ配備先ということで、佐賀空港を使わせて頂けないかということをお願いしている。併せて、沖縄の負担軽減ために訓練移転を含めた機会が増えるためにも活用させて頂けないかというお願いをしており、(知事の発言を踏まえて)防衛省としてはなおのこと佐賀県を含めた地元の住民の皆さんにしっかり説明していくことが重要だと思っている」と丁寧に説明し、理解を得ていきたいとの考えを示した。

 小野寺防衛大臣は11月に予定している宮城沖地震を想定した防災訓練でも「大規模災害の場合にオスプレイが有する高い機動力・空輸能力は大変重要だと思っている」として、訓練項目にオスプレイを活用した訓練を行う意向を示している。(編集担当:森高龍二)