中国の軍事演習 特定事態を想定した訓練でない

2014年07月30日 08:31

 小野寺五典防衛大臣は東シナ海で29日から始まった中国の軍事演習について「普段行っていることだと思っている」と特別な訓練との受け止めはしていない旨を語った。記者団の質問に答えた。

 小野寺防衛大臣は「どの国も自国の近海で様々訓練をするということは、普段行っていることだ。私どもも、従前から訓練はしっかりやっている。当然、この演習というのは中国が通常行う演習ということで受け止めており、特定の国、特定の事態を想定した訓練ではないであろうと理解している」と語った。

 また、沖縄の負担軽減策でオスプレイの訓練移転候補地が5か所リストアップされたとの一部報道があったことについて「沖縄負担軽減のために重要だということで従前からお話させていただいているが、具体的な訓練移転の場所が決まったという事実は無いと思う」と語り「私のところにそのような具体的な話は上がってきていない」と答えた。

 サンケイが電子版などで「北海道大演習場、岩手山演習場、相馬原(そうまがはら)演習場(群馬)、饗庭野(あいばの)演習場(滋賀)、大矢野原演習場(熊本)を挙げた。(編集担当:森高龍二)