アサヒビールはビール類市場への新たな提案として、秋に向けてビアカクテル製品の充実を図る

2014年08月04日 18:13

Asahi_Beer_Spritzer

9月9日から期間限定で全国発売する白ワインのビアカクテル「アサヒ・ビアスプリッツァー」

 国内の総アルコール市場は少子高齢化に伴う飲酒人口の減少や経済環境の悪化などによって減少傾向にあり、国内総合酒類メーカーにとって若年層の顧客が手を出しやすく、好むお酒の開発は大きな課題となっている。アサヒビールが2014年3月に調査した結果によると、20歳代・30歳代の顧客は「ビアカクテル」に興味を示す傾向があり、高い飲用意向を持っているという。

 そこで、9月9日から期間限定で全国発売する白ワインのビアカクテル「アサヒ・ビアスプリッツァー」だ。この製品は白ワインとシャルドネ果汁を使用した、甘すぎず、飲みやすさが特徴の缶入りビアカクテル。ビール類の喉ごしと、シャルドネの爽やかな味と香りを調和させた製品だ。食事に合わせてもOK。

 パッケージは高級感・贅沢感のあるシャンパンゴールドを採用。「白ワインのビアカクテル」「シャルドネ果汁使用」の文字を、中央の目立つ位置に配置している。

 アサヒビールは2012年6月に、世界初の缶入りトマトビアカクテル「アサヒ レッドアイ」(発泡酒)を期間限定で発売。この2月に通年販売を開始した実績がある。次いで4月には「アサヒ・コーラ&モルト」「アサヒスーパードライ・ドライブラック・バースタイル・ライム」を相次いで発売。若年層へビール類の楽しみ方を訴求してきた。

 9月9日の「アサヒ ビアスプリッツァー」発売と同時に「アサヒスーパードライ・ドライブラック・バースタイル・オレンジ」も発売。お酒売場における「ビアカクテル」の存在感を高めて市場の活性化を図る。

 「アサヒスーパードライ・ドライブラック・バースタイル・オレンジ」は、黒ビールのコクと爽快でキレのよい“ドライテイスト”が楽しめる「アサヒスーパードライ・ドライブラック」に、オレンジの爽やかな風味とほのかに香るミントフレーバーを組み合わせたビアカクテル。氷を入れて飲んでも旨いという。

 アサヒビールは、ビールの新しい飲み方を提案する一環の活動として、期間限定店舗「アサヒスーパードライ・エクストラコールドBAR」を全国8都市で展開している。そこでマイナス2度の氷点下で提供する「アサヒスーパードライ・エクストラコールド」とともに、氷を入れたグラスに「ドライブラック」を注ぎ、柑橘系フルーツを加えミントを添えた「爽快なキレ味」が引き立つ味わいのビアカクテル「バースタイル」を昨年から提供してきた。(編集担当:吉田恒)