平成24年7月分の政党交付金が民主・自民など11政党に23日までに交付された。交付額は80億358万3000円。日本共産党は憲法に違反するとして受けていない。
今回の交付額は民主が41億2607万5500円、自民が25億3850万円、公明が5億6979万1500円、みんなが2億7957万4750円、社会民主が1億9092万4250円、国民新党が1億1063万5750円、新党きづなが5189万6250円、たちあがれ日本が4344万4750円、新党日本が3400万5500円、新党改革が2990万3500円、新党大地・真民主が2883万1250円になっている。
政党交付金は政党活動を支援する制度として、直近の国勢調査で分かった人口をもとに1人あたり250円を負担する計算で総額を決めている。企業・団体・労働組合などからの献金がしがらみになりやすいため、こうした献金を制限し、個人献金に限るようにするため設けられた制度だが、政党交付金だけ先行し、未だに企業団体献金は継続している。
企業団体献金は施策に利害関係を生む土壌になる可能性が高く、早期の企業団体献金制限の実現が待たれている。(編集担当:森高龍二)