日本水産が血中中性脂肪を下げるトクホ食品「イマークS」を発売

2012年07月24日 11:00

 日本水産が、中性脂肪が気になる方向けの特定保健用食品「イマークS」を新発売すると発表。血中中性脂肪を低下させる作用があるエイコサペンタエン酸(EPA)600mg、ドコサヘキサエン酸(DHA)260mgを含む飲料で、10月1日から通信販売限定での販売となる。

 「イマークS」は、血中中性脂肪を低下させる作用のあるエイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)を含んでおり、血中中性脂肪を低下させる作用がある飲料。2012年7月12日に消費者庁から特定保健用食品として許可されたことを受けての新発売となる。

 日本水産は、2004年4月から要冷蔵の特定保健用食品「イマーク」を販売している。そして、消費者のEPA・DHAの効能に対する認識が高まり、「イマーク」の月間購買者数は2011年4月に比べて直近の2012年6月では2倍以上に増加しているという。今回の新製品は、この「イマーク」を、常温流通、保存が可能な商品へと改良。「冷蔵不要のイマーク開発を」との要望が多かったことから、「イマークS」には、今まで以上に購買者数が増加することが期待される。

 DHA/EPAは、製菓・製パン、製麺、飲料などにも採用され、その認知度と共に市場が拡大している。しかし、認知度や有用性が広がるにつれ各社から多く商品が販売されており、競争が激化している成分でもある。こうした状況下で、トクホ認定とはいえ他社既存製品との差別化された点が見えない新商品の投入は、どこまで売り上げを伸ばす要因となれるのか。同社の販売戦略に注目したい。