党姿勢を鮮明に打ち出す機会に 臨時国会の論戦

2014年09月25日 22:01

 民主党の川端達夫国対委員長は25日、29日召集される臨時国会について「「国会は国民の皆さんに民主党がどういう国を目指し、何をやりたいのかを伝えると同時に、安倍内閣の実態を明らかにしていく唯一の場だ」と強調。

 川端国対委員長は「今、格差がどんどん拡大し、平和が脅かされていくのでは、との不安が広がっている。安倍内閣とは反対に民主党は生活者・納税者・消費者・働く人の側に立ち、安心と安全をもたらす政策を実現するということを国民の皆さんにしっかり伝える国会にしていきたい」と述べ、「既得権や政官業の癒着構造と真正面から対決する政党であるという立場を明確に示していきたい」と党の姿勢を鮮明に打ち出す機会にしていく考えを明確にした。

 また、枝野幸男幹事長は「現在の経済状況をどう認識、理解するのか。アベノミクスと称するやり方から1年9カ月経過するなかで株価を上げて輸出企業の収益を伸ばしたというプラス面はあるが、むしろマイナス面の方が大きくなっているのではないか」と提起し、「そのマイナスを大きくしかねない要素として労働法制もある。もう一つは立憲主義に反するような憲法解釈の変更問題。これも厳しく臨時国会で問い質していかなければならない」と対決姿勢を鮮明にした。(編集担当:森高龍二)