自民党の谷垣禎一幹事長は来週告示される福島県知事選挙の争点について記者団に聞かれ「中間処理施設をつくるというのを、私も代表質問で申し上げたが、佐藤知事にしても非常に苦渋の決断だったと思うし、地元の町長方も現地への説明ということは受け入れるという、これもなかなか苦しい判断だったと思う」とし「ああいう原子力災害があったところで、ああいう中間処理施設みたいなものが動いていきませんと復興の基本ができませんので、それをしっかりできる態勢をつくるのか、つくれるかどうかというのが争点ではないか」と語った。
また、谷垣幹事長は「大きな復興にかかわる知事選なので、我々としてもしっかりしてやっていかなければいけない」と語った。
任期満了(11月11日)に伴う福島県知事選は今月9日告示、26日投開票で実施される。東京電力福島第一原発の事故により発生している除染による大量の放射性廃棄物の中間貯蔵施設受け入れの是非を含め、復興への在り方が争点になるもよう。知事選には元副知事、元宮古市長、前双葉町長、牧師、コンビニ店長、建設会社社長、接客業の7人が立候補を表明している。(編集担当:森高龍二)