セブンイレブン、来年春に高知県に初出店

2014年10月17日 08:06

 駅構内に出店する、いわゆる「駅ナカ」コンビニ、また100円で挽きたてのホットコーヒーやアイスコーヒーなどを楽しむことができる「セブンカフェ」、そして低価格で本格的な味わいの惣菜を味わうことのできるプライベートブランド(PB)「セブンプレミアム」、こうした「利便性」や「品質」の確立により多くの消費者から支持を受けている大手コンビニチェーンの「セブンイレブン」だが、その好調さのおかげで、「センブイレブン」を運営するセブン&アイ・ホールディングスの2014年8月中間連結決済では、営業利益、最終利益が過去最高を更新。スーパーマーケット事業は前年同期比22.2%ダウンの91億円と大幅なマイナスとなったものの、コンビニエンス事業の営業利益が前年同期比6.3%アップの1368億円と、業績全体の押し上げに大きく貢献した。もちろん、そうしてコンビニエンス事業の好調を支えたのは、「セブンイレブン」である。

 こうした「セブニレブン」の業績を伸ばし続けているのは、先ほども書いた通り「セブンカフェ」や「セブンプレミアム」だが、しかしそれだけではない。「駅ナカ」コンビニをはじめとする積極的な出店展開もまた、その大きな要因である。そして「セブンイレブン」はその出店展開をさらに加速させるべく、16日にこれまで店舗がなかった高知県にも出店させるとの発表を行った。

 四国のうち香川県、徳島県、愛媛県にはすでに店舗を出店させているが、高知県に対してはまだ出店を行ってはいなかった。高知県でスーパーチェーンの「サンシャインチェーン本部」と提携し、独自の店舗を含めて来年の春までに高知県内に20店舗程度出店する予定で、その後、18年度までに120店舗以上を出店する予定だという。高知県に出店することで、四国すべての県に店舗を出店させたことになり、全国的にみるとまだ出店していな県は、青森県、鳥取県、沖縄県の3県だけとなる。

 こうしてさらに出店展開を加速させることで、ますます「セブンイレブン」の好調さに拍車がかかりそうな気配だ。(編集担当:滝川幸平)