地方創生へ、政府は主体的に頑張るところを積極的に応援する姿勢だが、北海道浜頓別町の菅原信男町長は民主党の枝野幸男幹事長との懇談で「国、都道府県、市町村の三位一体でしっかりやっていかないと(地域間)格差が広がるだけになってしまう」と市町村の能力に応じた国や都道府県への支援を求めた。
菅原町長は「人口減少により地方が消滅すると言われ、政府も動き始めたようだが、主体的に頑張るところしか応援しないという。私たちも頑張っているが、成功する自治体はほんの一握り」との見方を示し「国、都道府県、市町村の三位一体でしっかりやっていかないと格差が広がるだけになってしまう」と述べた。
枝野幹事長も「いくら地域で工夫や知恵を活かそうとしても限界がある。しっかりと国が後押ししなくてはならない」とした。そのうえで「北海道の道北地域の現状として、水産業、林業、酪農で食べて行けるように民主党としてもできる限り協力する」と答えた。
枝野幹事長は北海道訪問の成果について「農山漁村地域と言っても地域によって大きな差がある。地域の個性を活かした政治をやっていかなくてはならない。また、アベノミクスが今回訪問した地域では副作用の方ばかりが出ている」と改善策が必要とした。(編集担当:森高龍二)