民主にみんなから2衆院議員が入党申し入れ

2014年11月21日 10:11

 解党を決めたみんなの党に離党届を提出した山内康一衆院議員と中島克仁衆院議員が20日、民主党への入党を申し入れた。海江田万里代表は「仲間としてがんばろう」と歓迎した。

 枝野幸男幹事長も「みんなの党の皆さんとは政党間で選挙区調整やそれを超えた野党として幅広くできるだけ強力な共闘の努力をしてきた。(解党は)大変残念な結果になったが、協力して戦える構造も作りあげられてきている」とした。

 山内議員は「アベノミクスの成否のみならず、集団的自衛権、自民党憲法改正案などを考えるにつけ、いまの日本には国際協調を重視し、穏健な中道勢力をまとめる政党が必ず一つは必要」と民主選択の理由にあげ、「国対委員長を5年以上やってきたが、民主党が野党になってからは野党共闘のなかでともに調整し、民主党と多くの議員立法法案を提出してきた。政策的に近い部分は多いと感じている」と語った。

 中島衆院議員は「安倍政権と対峙していくためには野党第1党の民主党から戦いを臨みたい」とし、「厚生労働分野、医療・介護を含む社会保障、雇用政策を専門としてこれまでやってきた。地域医療介護法案など民主党の皆さんとともに戦ってきた経緯のなかで、共有できる部分がたくさんある。輿石東参院副議長は高校の先輩でもあり、一緒に日本のため精一杯努力したい」と語った。

 衆院は21日解散。12月2日公示、14日投開票で総選挙が実施される予定。公示直前まで野党各党の動きは活発になるもよう。(編集担当:森高龍二)