トヨタのエスクァイア、1ヶ月で2万2000台受注

2014年12月06日 16:25

 7~8人乗りを想定した広い室内空間と、ミニバンにさらなる高級感を付け加えたトヨタ自動車<7203>の新型ミニバン車エスクァイアだが、こちらの10月29日に発表されてから約1ヶ月にあたる12月1日時点での受注台数が、月間目標台数としていた4000台を大きく上回り、約2万2000台であるとの発表が行われた。

 2日、トヨタ自動車は新型ミニバン車エスクァイアの12月1日時点での受注台数が、月間目標台数として設定していた4000台を大幅に上回る約2万2000台であったと発表。通常のミニバンにはない高級感のある外装や、上質な内装がドライバーたちに好評を博し、月間目標台数の約5.5倍の受注台数となった。

 受注台数の内訳は、ガソリン車が約8500台でハイブリッド車(HV)が約1万3500台。発表から1ヶ月程度で、トヨタ自動車の予想を良い意味で裏切る好調な立ち上がりを見せることとなった。

 エスクァイアがそうしてドライバーたちから評価されたそのわけについて、トヨタ自動車は「バンパー下部まで伸びる堂々とした縦基調のフロントグリルをはじめ、ドアハンドルやバックドアにめっき加飾を施すなど、きらびやかさと圧倒的な存在感を表現したエクステリア」や、「インストルメントパネルからドアトリムにかけて合成皮革をあしらい、金属調加飾やステッチを採用するなど、ワンランク上の上質さを追求したインテリア」そして「低床フラットフロアにより、クラス最大級の広々とした室内空間、低くステップのない乗り込み口による優れた乗降性、使い勝手の良い荷室を確保したパッケージ」「1.8Lアトキンソンサイクルエンジン(2ZR-FXE)と本格ハイブリッド搭載による優れた環境性能(JC08モード走行燃費:23.8km/L)」といった要素を挙げている。

 安い物が売れる時代は終わり、より付加価値のある商品が売れる時代になったとは昨今よく言われることだが、このトヨタ自動車のエスクァイアに対するドライバーの反応は、まさのそうした傾向を如実に表すものではないだろうか。(編集担当:滝川幸平)