労働法制見直し阻止へ禍根残さないよう運動

2015年01月06日 11:12

 連合の古賀伸明会長は新年交歓会で、安倍総理が改めて労働法制の見直しに意欲を見せていることに「働く者の声を聞き、働く者の命を守らねばならない。次の時代に禍根を残さない運動を強力に展開していく」と労働法制見直しに強く反対する運動を引き続き展開していく姿勢を示した。

 古賀会長はアベノミクスにより格差拡大が進んでいることや非正規労働が増えていること、社会構造として超少子高齢化になっている状況などを踏まえ、政治の光を「一部の上位層にではなく、広く社会の裾野に光をあてる政策こそ重要」と語った。

 また「デフレ脱却と新たな経済の好循環実現のために社会全体の底上げ・底支え・格差是正が不可欠」とし「連合は春季生活闘争を通じて、非正規・中小企業で働く仲間も含め、賃上げ・時間短縮・政策制度要求の実現に向け全力で取り組む」と強調した。

 交歓会には塩崎恭久厚生労働大臣、枝野幸男民主党幹事長、山口那津男公明党代表、江田憲司維新の党代表、榊原定征日本経済団体連合会会長らが参加した。(編集担当:森高龍二)