7日告示、18日の臨時党大会で実施される民主党の代表選挙の立候補予定者への事前説明会が5日開かれ、長妻昭衆院議員、岡田克也衆院議員、細野豪志衆院議員の3陣営が出席した。立候補の届け出は7日午前10時から行われる。
中央選挙管理委員会の江田五月委員長は「代表選は党員・サポーターにも投票いただくため、全国各地で候補者集会や記者会見などを行うことにしている」と説明。
そのうえで「内向きの議論から、国民に開かれた、国民と一緒にもう一つの政権の選択肢をつくっていく選挙にしたい」と代表選挙を意義付けた。
江田委員長は「各陣営の皆さんにもその点を十分配意して協力いただき、この代表選を通じて日本の政治が大きく変わっていくようにしたい」と訴えた。
今回の選挙では総合ポイント数が760ポイントになる。その内訳は一般党員、サポーター有権者が占めるポイントが354ポイント。地方自治体の議員有権者が141ポイント、国政選挙公認予定者有権者1ポイントとなっており、国会議員有権者は264ポイントで、国会議員が占めるポイント数は約35%。一般党員・サポーターが占めるポイント数が約47%になっており、党の代表を裾野から反映する仕組みにもなっている。
今春には統一地方選を控えており、党の顔にだれがなるのか、また、通常国会では経済政策に限らず、安保法制の見直し、原発再稼働、労働法制の見直しなど、重要案件を控えているだけに、党首討論を含め、国会論戦でどこまで民主党の主張を鮮明にし、安倍総理に対峙できるのか、参議院選挙も睨んだ重要な代表選びとなる。(編集担当:森高龍二)