政権交代を迫れる党に信頼回復することが重要

2015年01月08日 10:47

 民主党の菅直人元総理は民主党の代表について「この時期の民主党代表としては党をまとめてゆく安定感と信頼感が重要」とし、来年夏の参院議員選挙までに「アベノミクスに対し、格差是正につながる経済政策、社会保障政策を明確にし、戦後70年経過したこれからの外交政策、原発の是非と自然エネルギーを含むエネルギー政策を明確に打ち出す必要がある」とブログで発信した。

 菅元総理は「当面、民主党の立て直しが最優先」とし「野党再編をこちらから急ぐ必要はない」との考えを示すとともに「特に大阪都構想の住民投票の結果次第で、橋下徹大阪市長が国政にかかわり続けるのかどうか分からない」との見方も示している。

 菅元総理は「この数年、人気のある政治家一人を中心に新党ができ、そして消えていくことが続いた。民主党はそうした政党と違い、結党以来何代も代表が交代しながら存続してきた。過去の反省と同時に、戦後の大半の政権の座にあり続けてきた自民党に、真正面から政権交代を迫れる政党はやはり民主党しかないという信頼を回復できるかが問われている」と政権を追われた民主党が再び政権を期待される党に再建することが重要だとしている。(編集担当:森高龍二)