安倍晋三総理は総理官邸で13日、中小企業経営者と懇談。「明日には来年度予算の政府原案を閣議決定する予定」と紹介するとともに「私たちが進めている政策がうまくいくかどうかは日本経済、地域を支えている皆さんの活躍にかかっているのだろうと思う」と協力を求めた。
安倍総理は「大企業の収益を中小企業との取引価格に転嫁するなどの支援や協力も興隆されている。補正予算には省エネ型設備投資への補助金、低融資の創設、更に、ものづくり補助金をサービス業にまで広げたものとして盛り込んでいる。海外展開も応援していく」と政府として中小企業の振興に可能な支援を展開していく姿勢を強調した。
安倍総理は海外展開支援では16日からの中東訪問にも触れ「皆さんの中には、昨年、ドイツや中南米訪問の際に同行していただいた方もいるが、金曜日からの中東訪問にも、ベンチャーやものづくり、食品関係の中小企業の方々にも同行していただくことになっている」と紹介した。
安倍総理は「少子高齢化、地方の停滞、原材料費の上昇など不安を呼ぶ状況が取り巻いているが、突破する鍵は中小・小規模企業、そこで働く人々の頑張りだろうと思う。力と才能を存分に発揮してもらえれば(魅力あふれる環境づくりができ)私たちが進めている三本の矢の政策の成功につながっていくと確信している」と期待した。(編集担当:森高龍二)